「ナンパ族取り締まり路線」埼玉・熊谷に出現? 警察署に問うその正体

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今後撤去を検討

   篠永氏が調べたところ、通行止めは「近隣住民の生活環境を保護する」ことを目的として平成11(1999)年7月28日に埼玉県公安委員会によって意思決定がなされ、施行された。

   看板も同じ時期に設置されたと考えられるが、他に「ナンパ族取り締まり路線」の看板に関する資料は見当たらないという。篠永氏によると、当時は「ナンパ族」と呼ばれ、夜間に自動車で乗りつけてナンパ行為をしたり、騒音を発したりする者がいたと思われるとのことだ。

   把握している限り、看板は先述の「プラネタリウム館」付近に2つ設置されている。現在も市内では駐車違反や暴走族に関する報告はあるが、「ナンパ族」という語句を用いての通報は寄せられていないと篠永氏は続ける。

   そんな「ナンパ族取り締まり路線」の看板は、現状必要性が薄いことから撤去をする方向で進んでいるという。通行止め処置を廃止するかも含め、近隣住民の意見や要望を聞いて検討していくとした。

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