マイナンバーカードあと1年で全国民へ ポイントばらまきも普及率5割弱

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1年かけて15ポイント増

   自治体が独自の普及促進策を行う場合もある。新潟市は2023年3月17日までに所定の方法でマイナンバーカードを新規申請し取得した市民に向け、「新潟市・佐渡市共通商品券1000円分」をプレゼントする。福井県では、カードを新規に取得した県民先着7万人を対象に、2000円相当の県産品を特典として進呈するキャンペーンを2021年8月~22年3月まで実施した。

   いわゆる「ニンジン作戦」が多いが、マイナンバーカードの普及はどこまで進んだのか。2021年4月1日時点では28.3%だった。以降、月ごとの変化を見ていこう。

   5月1日(30.0%)、6月1日(31.8%)、7月1日(34.2%)、8月1日(36.0%)、9月1日(37.6%)、10月1日(38.4%)、11月1日(39.1%)、12月1日(39.9%)、22年1月1日(41.0%)、2月1日(41.8%)、3月1日(42.4%)、そして直近の4月1日(43.3%)となる。

   結果として、1年かけて15ポイント増加。22年1月?4月にかけては、毎月1ポイント弱のペースで増加している。前述通り、22年度末(23年3月)には「ほぼ全国民に行き渡らせる」が目標だ。だとするとあと1年足らずで、6756万人ほどにカードをつくってもらわなければならない。

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