昆虫食は「ゲテモノや罰ゲーム」じゃない
イナゴ料理といえば、佃煮が有名だ。そのため、甘辛い味を思い浮かべる人もいるだろう。だが、「下処理をちゃんとしたイナゴ自体は、サバ節やカツオ節と同じように『枯れた』感じで、嫌な味はしない」と信毎の広報。
そのため、臭みの処理や乾燥には特にこだわったと話す。おいしくするために少し湿気を含ませつつ、パリっとした食感に仕上げた。
「貴重なイナゴを全て使うために、食べにくいと言われる脚を生かせるようにしています」
主役のイナゴに加え、フェアトレードで卸しているカカオのチョコレートに、アクセントとしてソバの実、軽井沢周辺の山野で摘んだサンショウの実を用いた。イナゴのアク抜きには、信州らしくそば茶を使用し、上品な味に仕上げた。
パッケージの色やデザインも、ひと工夫。「ゲテモノや罰ゲーム的な位置づけから、おいしくて上質なものに変えていきたい」という思いを反映し、オリジナルで作成した。
ECサイト「47CLUB」ショップ、信濃毎日新聞長野本社、「信毎メディアガーデン」で販売。価格は、2000円(税込み)。