ゲーム機「プレイステーション(PS)」シリーズの本体デザインは、現実のビルをモデルにしている――というジョークが、たびたびインターネット上で話題になる。国内外で、PS3やPS4に似た形状の高層建築物があるというのだ。
最新機種・PS5にそっくりだと指摘されているビルは、東京・新宿に存在する。
大阪、米国、中国、ガザ地区に
PS3の「そっくりさん」は、大阪市難波エリアの「パークスタワー」が一部ゲームファンの間で知られている。このビルは、カーブを描いた建造物と直方体を組み合わせたような形状で、斜め前方から見るとPS3を連想してもおかしくはない。
PS4だと、米マサチューセッツ州・ボストンにある「ジョン・ハンコックタワー」が似ているとされる。平たい箱状で、側面には一本線のような凹み部分がある。縦置きにしたときのPS4をほうふつとさせる。
そしてPS5。2021年4月13日付の、ウェブメディア「IGN Southeast Asia」記事によると、ガザ地区の人道組織が建設を依頼したモスク(イスラム教の礼拝施設)の完成イメージが、PS5に似ているとインターネット上で話題になった。そのほか海外ツイッターでは、中国・成都にそっくりな建物があるという話もある。世界各地に候補があるようだ。
そして「日本代表」は、新宿大ガード西交差点から青梅街道を西へ200メートルほど歩くと見えてくる。損害保険ジャパンが所有する「損保ジャパン本社ビル」だ。これが本体に似ているとして、「新宿を歩いていたらPS5があった」といった投稿がツイッター上に複数ある。
白と黒の配色と、途中から外側に膨らんだ側面のシルエット。PS5も、ゆるやかに弧を描いたふたつの側面カバーで本体をはさんだデザインをしている。
「損保ジャパン」のビルを一見すると、上下をひっくり返したPS5、あるいは背面から見た同機を連想するかもしれない。