保険料が3か月2万円もありえる?
第一生命の子会社「第一スマート少額短期保険」の「コロナminiサポほけん」。新型コロナ感染症や、エボラ出血熱といった「1類~3類」の感染症にかかったと医師に診断されると、「特定感染症一時金」10万円が支払われる。
保険料は1月時点で3か月あたり890円だったが、4月1日の発表によると、2月加入分は3840円に、3月加入分は8090円に上昇。4月1日からの保険料は、7530円に下がっている。
2021年10月には、感染が急拡大した場合には保険金を契約者に確実に支払うため、新規販売を全面停止することになりかねないと説明していた。この事態を避けるため、感染状況を踏まえ、新規申し込み・更新時の保険料は今後890円〜8090円の幅で変動し得ると公表していた。3月加入分の「8090円」は、この時発表していた数字の上限だったわけだ。
22年4月1日発表では、オミクロン株の出現などを踏まえ、今度はこの保険料変動幅が870円〜2万円になると告知した。
なお保険期間の満了時、契約者が更新しない旨を申し出ない限りは、満了日の翌日に契約が更新・継続されるという。保険料改定後に知らず知らずのうちに更新され、高額の料金を支払っていた、という事態にならないよう注意が必要だろう。