家電やPC周辺機器メーカーのサンコーが販売する「ほのかに照らして夜道でも安心『ポータブル街灯傘』」が、不気味だと話題に。商品画像を見ると、光に照らされた顔が「ぼうっ」と浮かんでいる。
傘の内側上部にLEDライトが取り付けられている。便利だが、夜道で出会うと怖そうだ。
「都市伝説が生まれそう」
「ほのかに照らして夜道でも安心『ポータブル街灯傘』」は、2021年12月17日に発売された。
手元のグリップ部分にあるボタンを押すと、傘が開く。それと同時にLEDが点灯する仕組みだ。開いた状態で再度ボタンを押すことで、LEDのオンオフ切り替えができる。傘の内側に反射素材を採用し、LEDの光が手元や足元をしっかりと照らすようになっている。
インターネット上では、そのアイデアに感心する声がある一方で、製品の使用例写真から「夜道で遭遇したら怖い」「都市伝説が生まれそう」といった声が相次いでいた。
製品画像には、真っ暗な背景に傘を持ったモデルが立っている姿が写る。男性1人だけと、男女2人がたたずむものだ。上からライトに照らされ、表情には影が落ちている。また、傘が黒いために、いきなり明かりが出現したかのようにも見える。どことなく不気味だ。
サンコーの広報に取材した。モデルは、実は社員自らが務めたという。インターネット上で話題になっていることを感謝しつつ、「サンコー公式オンラインショップの商品写真が、インパクトがありすぎましたね」とユーモアのある回答が返ってきた。
暗い場所でもこの傘をさせば、「街灯」になるという。ほかから見たら驚くかもしれないが、「車にひかれないように、こちらの傘で自分の存在をアピールしてお使いいただければ」と話した。
インターネット上では、「羽虫が光に反応して集まってくるのではないか」という心配もあった。しかし広報によると、LED光は通常の電灯や電球より集まりにくいそうだ。