ウィキペディアでは議論
4月2日付共同通信によると、政府の変更により地図や教科書の出版社はキーウの表記について対応に追われているという。一方、平凡社地図出版(東京)の複数の地図では、2019年ごろから「ウクライナ語読み」に続けてかっこ内に「ロシア語読み」を併記するよう順次修正しているとのことだ。
有志のユーザーが編集する百科事典サイト「Wikipedia」。ウクライナの記事では、3月31日編集時点で冒頭に「首都はキーウ」とある。3月29日時点では、「キエフ」呼びだった。また「キエフ」単体の記事名は、従来通りの表記のまま。記事名の直後には、かっこ書きで「キーウ」と、ウクライナ語表記が紹介されている。
編集者向けのページでは「キーウ」の記事名の変更が4月1日ごろにユーザーから提案され、議論が交わされている。賛成するユーザーは多いが、「キエフ」呼びの方が認知度は高いため現状維持としたいとする意見もあった。