戦車にミサイル...眠れない子どもたち
PBVの今後の取り組みとして、上島さんはルーマニア国内で、避難民の定住・移住支援、医療サービスを必要とする避難民の支援、避難民の心理社会的サポートを挙げた。またウクライナ国内で避難生活を送る人も、UNHCRの推計で650万人以上となっており救援を待っている。PBVでも、「一時避難所シェルターの増築、整備の支援」「医薬品の調達と運搬」「各地への食料・生活用品パッケージの配布」といった活動を行うと話した。
ロシアが一方的にウクライナに侵攻してから、1か月以上。首都キーウ近郊ではロシア軍撤退後、大勢の民間人の遺体が発見された。東部は今も激しい攻撃にさらされている。上島さんによると、ルーマニアに避難してきたウクライナの子どもは、「自宅の庭に戦車が侵入してきた」「夜中にミサイルが飛来した時の様子が頭から離れない」と訴え、夜も眠れないという。救いを求めている人は、多い。日本からでも、支援団体を通じて支援を後押しすることはできる。
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(J-CASTトレンド 荻 仁)