「有料ごみ袋」地域ごとに価格差 1枚100円超から無料まで、その背景

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大阪府箕面市「無料」のワケ

   逆に安価なケースを調べた。宮崎県都城市の指定袋は、「大サイズ」45リットルが「一冊20枚入」で税込330円。1枚あたり16.5円だ。

   同市環境政策担当に取材すると、「ごみ収集にかかる費用などは価格に上乗せをしていないので、ほかと比べて1枚あたりの価格が安くなっているのだと思います」と答えた。

   指定袋が「タダ」というパターンがあった。大阪府箕面市では、燃えるごみに専用袋を定めているが、袋は1年ごとに世帯人数に応じた枚数を無料で配布している。毎年8月にはがきで「引換券」が市民に郵送される。券はコンビニなどの取扱店で、袋と交換できる。総容量は1人世帯なら1600リットル、2人世帯なら2400リットルだ。

   なお、有料で袋を購入することもできる。10枚1組836円、1枚あたりで83.6円だ。ゴミ袋が不足した場合、有料で買うことになる。

   箕面市公式サイトによると、ごみ減量と資源化への意識付け、ごみ排出量に応じた公平な負担をめざし、家庭の可燃ごみは「原則無料」としている。

   また一定以上のごみ排出に対しては、追加の袋購入による経済的負担を求めることで、ごみの減量に意識を向けてもらうようねらっている。

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