ウィル・スミスさんに「ビンタ」されたクリス・ロックさん。その姿がフィギュアになり、インスタグラムで「発表」された。
2022年3月27日(米国時間)に開催された、第94回アカデミー賞授賞式での「ビンタ騒動」を再現。フィギュアのパッケージには品名なのか、こうプリントされている。「everybody hates chris(みんなクリスが嫌い)」。
「品名」はクリス・ロック本人のドラマ名
アカデミー賞授賞式で、前代未聞の出来事だった。長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターを務めた、コメディアンのクリス・ロックさんのジョークで、俳優のウィル・スミスさんは妻が侮辱されたと激怒。ツカツカとロックさんの元へ歩み寄り、彼の顔を平手打ちしたのだ。その後、スミスさんは謝罪している。
フィギュアをインスタグラムで公開したのは、「hands_of_doom_」さん。フィギュアのパッケージには、ほほをたたかれ顔をそむけたロックさんと、平手打ちを放った後のスミスさんの写真が使われている。インスタに掲載されたのは、騒動からわずか5時間ほど後だ。
品名に使われた「everybody hates chris」という言葉。日本語に訳すと「みんなクリスが嫌い」となる。「クリス」とは、殴られた側であるクリスさんを表すのだろう。
だが、それだけじゃない。
実は、「everybody hates chris」という題名のコメディードラマがある。2000年代に放送され、主役の名前はもちろん「クリス」。映画評論サイト「Rotten Tomatoes」によると、クリス・ロックさん本人の人生に基づいた作品で、本人が同作のプロデューサーでナレーターも務めたのだ。
「ビンタフィギュア」は3月29日17時現在、インターネットオークションサイト「ebay」で、371ドル(約4万5800円)で販売されている。