東京都東村山市は、志村けんさんの3回忌を機にメッセージを募集している。志村さんは東村山市の知名度を上げた立役者。新型コロナウイルスによる肺炎で、2020年3月29日に70歳で急逝した。集まったメッセージを遺族に届けるという。
等身大の銅像も
志村さんは1950年、東村山市生まれ。ザ・ドリフターズのメンバーとなり、多くのバラエティー番組で活躍した。
76年には、「8時だョ!全員集合」の人気コーナー「少年少女合唱隊」で、「東村山音頭」をアレンジして披露し、「東村山」の地名を全国に広めた。
市はすでに77年、志村さんの功績をたたえ、西武線東村山駅東口に3のケヤキを植樹、「志村けんの木」としている。
2014年には、市制施行50周年功労感謝状を贈呈するとともに、翌年には、「志村けんの木」付近に直筆の看板を設置していた。
21年6月には、志村さんを愛してやまない市民有志の尽力で、「志村けんの木」付近に志村けんさんの等身大の銅像が建立されている。志村さんの定番ギャグ「アイーン」がモチーフになっている。
市はウェブサイトで「東村山と言えば志村けんさん、志村けんさんと言えば東村山、と言われるほど、志村けんさんに東村山という地名を大きく育てていただきました」と改めて感謝の気持ちをつづっている。
メッセージは、市のホームページの専用画面で、3月31日まで受け付けている。