「学生野球資格」を回復
プロ野球の有名選手が引退後、高校野球に取り組むケースは最近少なくない。特に話題になったのはイチローさん(48)だ。報知新聞によると、昨年12月上旬にまでに、千葉明徳、国学院久我山、智弁和歌山、高松商を指導した。今後については「時間が許す限り、一緒に動き、プレーを見せることで、高校生の野球への情熱に向き合っていく」という。
元プロ選手が、高校生、大学生を指導するためには学生野球資格が必要。「学生野球資格回復制度」といわれ、このところ資格の取得者が増えている。朝日新聞によると、日本学生野球協会は22年2月2日、斎藤さんや、日米で活躍した松坂大輔さん(41)ら145人が取得したと発表した。母校は手続き不要で指導でき、母校以外でも日本高校野球連盟、全日本大学野球連盟に登録すれば指導できる。
資格を取得するには、「資格回復研修」を受ける必要がある。今年度はオンラインで実施され、プロ野球経験者が学生野球の歴史や部活動の現状、障害予防、体罰問題などを学んだ。
斎藤さんは昨年12月、「株式会社斎藤佑樹」を設立し、新しいチャレンジを始めている。今月17日には、ユニクロが学生を対象に行う学習プログラム「"届けよう 服のチカラ"プロジェクト」の特別授業にも参加していた。