高校野球や大学野球で大活躍し、プロ野球・北海道日本ハムファイターズを昨季限りで引退した斎藤佑樹さん(33)が、再び高校野球の世界に関わることが明らかになった。早くも取材者として、第94回選抜大会に出場する大島高校(鹿児島)を訪れ、リポートを発表している。
フィールドディレクターに就任
斎藤さんの新しい仕事は、朝日新聞社と朝日放送が運営する高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」のフィールドディレクター。両社が2022年3月17日、発表した。全国各地の高校を取材に訪れ、球児の声や課題などをテレビや新聞でリポートする。
斎藤さんは就任に際し「全国の高校を巡り、球児のみなさんや指導者の方の取り組みを伝えることで、次の100年の高校野球の歴史を一緒に作っていけるように頑張ります」とのコメントを出した。
さっそく18日の朝日新聞は、「斎藤佑樹 未来へのメッセージ)地域の絆、『次の100年』へヒント 離島、大島で初取材」という記事を掲載している。
斎藤さんは、「試合の解説や子どもたちの指導より、いまの僕に必要なのは、高校野球をはじめとするスポーツの現場を取材し、学び、ヒントを探っていくことだと考えました。『誰かに用意された場所ではなく、話を聞きたい人のもとや勉強したい場所へ、自分で足を運びたい』。フィールドディレクターという名称にはそんな意味を込めました」と語っている。