「職業」として認知根付く
第一生命保険の調査が発表される前日、22年3月15日にはAdecco Group Japanが全国の小中学生1800人を対象に、「将来就きたい仕事」に関する調査結果を公表した。うち、小学生男子600人の「将来就きたい仕事」トップ3はこうだ。
1位:サッカー選手(9.3%)
2位:YouTuber(ユーチューバー)などの動画投稿者(8.5%)
3位:野球選手(6.5%)
会社員(サラリーマン・OL)もランクインしてはいるが、8位(3.3%)だ。
ただ年齢が上がり、中学生男子(300人)になると順位が大きく変わる。1位は会社員(8.7%)、2位がエンジニア・プログラマー(8.3%)、3位が公務員(4.7%)。YouTuberは野球選手、ゲームクリエイターと並んで同率5位(3.7%)まで落ちている。
Adecco Group Japanがこれまでに行った「将来就きたい仕事」調査をさかのぼった。19年3月(対象、全国の小中学生1000人)は、小学生女子(350人)のランキング7位に「YouTuber」の文字。小学生男子のランキングには入っていない。
しかし20年4月では、小学生男子(300人)のランキングで「YouTuber」が3位に。翌21年3月は小学生男子(300人)のランキングで1位になった。
小学生にとって、YouTuberは「仕事」「職業」として認知が根付いている様子がうかがえる。