「招待費」も多額
世界の有名なマラソンは今や高額の賞金レースとなっている。大会を盛り上げるために有力選手は引っ張りだこ。他のスポーツと異なり、マラソンは1人の選手が1年に何回も走ることができないことも一因だ。招待される選手にとっては「高額賞金」が大きな魅力になる。
日刊ゲンダイによると、東京で優勝したキプチョゲ選手は優勝賞金1100万円と大会記録の更新による300万円を手にした。自身の持つ世界記録を上回ることができていたら、さらに3000万円もゲットできたという。
同紙は、「しかし、世界最速ランナーの口座に振り込まれる金額は前記の1400万円だけではない」と見る。「招待費」も多額だというのだ。
「男子に限れば、今年は外国人8人、国内選手9人の招待選手がエントリーしていた。招待費の予算は2億円。記録も実績も世界トップのキプチョゲには8000万円から1億円のアピアランスマネー(招待料)を払っているはずです。世界記録更新の3000万円は大きなモチベーションになっていただろうし、契約メーカーからも数千万円のボーナスが出たはず」
そんな大会関係者の声を紹介している。