格付けにふさわしい賞金額
両マラソンに世界のトップ級が集まったのはなぜなのか。日刊スポーツによると、今回の名古屋ウィメンズの優勝賞金は25万ドル(約2875万円)。これまで世界最高とされてきたドバイマラソン(20万ドル=約2300万円)を上回った。
昨年の優勝賞金は非公開だったが、関係者によると約300万円。約10倍増になった。大会主催者は「世界でもトップクラスの女性ランナーが集まり、より高いレベルの大会になるよう、そして女性アスリートの活躍を応援したいという思いで世界最高額の優勝賞金としました」と説明したという。
同紙によると、名古屋ウィメンズは世界陸連が定める最高位の「エリートプラチナラベル」。同ランクは、東京マラソンを含めて世界で12レースしかなく、女子単独のレースは名古屋だけ。格付けにふさわしい最高の報酬を準備したという。
今回優勝したチェプンゲティッチ選手はすでに、19年のドバイマラソンで優勝している。賞金金額で世界1位と2位のマラソンを制覇したことになる。
ちなみに東京マラソンの優勝賞金1100万円とされている。今回、名古屋で2位になったサルペーター選手は20年の東京マラソンの優勝者だ。