ロシアのウクライナ侵攻で小麦価格が値上がりし、お好み焼きやたこ焼きなど「粉もの」にも影響が出ていると、大手メディアが報じている。これに対し、インターネットでは、「今回の小麦価格の値上げは北米の不作が主因なので、おかしい」という指摘が出ている。
ロシアの軍事侵攻が影響と言うが
「ウクライナ危機で小麦粉が急騰 大阪の粉もん値上げか 『ダブルパンチどころかトリプルぐらいな感じ』」(3月9日)
「たこ焼き・お好み焼きにウクライナ侵攻の影響...大阪『粉もん』飲食店、コスト急上昇」(3月12日)
「大阪名物『粉もん』値上げピンチ ウクライナ影響」(3月13日)
これらはいずれも最近、主として関西発で全国紙や全国ネットのテレビで報じられたニュースだ。見出しだけ見ると、ウクライナの危機で小麦価格が上がり、「粉もの」と呼ばれる「たこ焼き・お好み焼き」の価格に影響が出ているかのようだ。
「小麦輸出大国である両国(ウクライナとロシア)の有事で小麦価格が急騰し、原油高によりソースなどの調味料類の値段も上昇」「ロシアの軍事侵攻によって高騰する小麦や原油、大阪の粉もん文化にも大きな影響を与えています」などと報じられている。
香川県ではテレビ局が、「ウクライナ危機で小麦の価格高騰 『うどん県』での影響は?」と心配し、東京でも、「ウクライナ侵攻の影響で、小麦の相場が依然として高く、うどん店やパン屋さんも頭を悩ませている」などというニュースが流れている。