ロシアの侵攻で「銀歯」使えなくなる? 原料高騰が歯科医院の経営を圧迫

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医療費も高くなるが...

   医療費を決定する保険点数は、実勢価格(実際の市場での価格)に基づいて定期的に変更される。東京歯科保険医協会の事務局では具体的に患者が払う医療費の試算はしていないが、2022年4月の改定により、「金銀パラジウム合金」を使っての医療費は上がる予定だとした。

   現在は30グラムあたり「8万8530円」との想定で保険点数が決まっている。これが、4月からは同「9万4470円」という価格に基づいて改定される。

   ただ実勢価格に合わせた変更は数か月の時差があり、「9万4470円」というのも21年の9月ごろの市場での価格を反映させたものとのこと。今後も高騰が続けば、保険点数の改定は「後追い」となり、「金銀パラジウム合金」を使えば赤字となる状況に。歯科医からは「代替の素材を治療に使えないか」など、相談の電話が事務局に連日寄せられているとのことだ。

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