前向きな実践も有効
日本ユニセフ協会は3月3日、子どもたちと紛争のニュースを話すときに親が注意するべき点や、不安に思っている子どもとどう接したらよいか、ヒントを紹介している。
「子どもが何を知っていて、どう感じるかを知りましょう」「落ち着いて、年齢に応じた対応を」「偏見や差別ではなく、思いやりを広げましょう」「支え合う行動に注目しましょう」「会話を終えるときには丁寧に」「見守り続けましょう」「ニュースに触れすぎていませんか?」「自分のことも大切に」といった項目が並んでいる。
朝日新聞デジタルは3月4日、「ウクライナ侵攻、子にどう伝える?」という記事でこれらを紹介。ハフィントンポストの記事と同じく、紛争による不安を感じることは自然なことだとしている。そして、子どもたちの思いを軽視したり、否定したりせずに聞くことの大切さを訴えている。「悪い人たち」とレッテルを貼って差別を助長しないようにも呼びかけている。
また、子どもたちが平和を呼びかける活動や募金をするなど、前向きなストーリーを探して実践してみることも、安心をもたらすと勧めている。