女優の柴咲コウさんが2022年3月9日、東京都内で行われたアウトドアブランド・MAMMUTの「マムート160周年記念プロジェクト ~すべては山を楽しむ為に~」記者発表会に、特別ゲストとして登場した。
プロジェクトアンバサダーに就任した柴咲さん。自身のアウトドアライフなどについて語った。
小さいころから自然に興味
プロジェクトは、山の魅力と環境保護の大切さを次世代に訴えるため立ち上げられた。3つのイベントや限定アイテム、キャンペーンを用意している。そのうち、展示イベント「マムート 160年にわたるイノベーション展~すべては山を楽しむために~」は、「SAI Gallery」(東京都渋谷区)で3月13日まで開催中だ。ここでは北海道の旭岳、宮城蔵王など日本国内の氷や雪などの山景色の写真やマムートが160年で生み出してきた製品を展示する。
柴咲さんは、トークセッションに登場した。小さいころから自然環境に興味があり、「成長していく中で、人間社会が及ぼす自然に対する影響が焦燥感となって迫ってきた」と明かす。そのうえで、
「サステナビリティーなど山に対する思いが強い会社に、アンバサダーを任せてもらえて光栄だと思います」
と話した。
腐葉土になってもエネルギー感じる
司会者から、「自然って奇跡のバランスでできているんだなって感じましたね」と投げかけられると、柴咲さんは「本当にそうなんですよね」と強く肯定した。ひとことで「自然」と括っても、長い年月をかけて形成されている。
「自然は蓄積してつながって何百年、何万年もかけて作られている。本当に偉大だなと思います」
と思いを語った。現在、北海道に家を建て暮らす柴咲さんは、自然の音に意識を向けて楽しんでいるとあっという間に2時間が経過しているとのエピソードも。また、「微生物を感じることもあります」といい、こう続けた。
「落葉して腐葉土になった状態でも何かエネルギーを感じる。枯れて終わったものだと思っていてもまだ生きていて、春に向けて栄養を貯めて循環していく。そういうものを感じると、『1人じゃない、孤独じゃない』と思うこともあります」