ロシアの軍事侵攻でイクラが消える日 ウニ、カニ、紅サケも値上げ必至

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ノルウェー産も手に入らない

   時事通信によると、日本の紅ザケの輸入シェアはロシア産が8割ほどを占める。カニやウニの輸入も、ロシア産の割合が5割前後と最も大きい。ロシアに対する経済制裁が本格化すると、ロシア企業との取引や貿易が難しくなり、海産物の輸入も滞る。影響は回転ずしにも及びそうだ。

   日刊ゲンダイによると、21年のロシアから日本への水産物の輸出は、イクラを主とした「魚卵・肝臓・白子」が金額ベースで58%増加していた。大手回転ずしチェーンの「イクラ」の多くは、原産地がロシアと表示されている。ロシアからの輸入がストップになれば、回転ずしでイクラは食べられなくなるかもしれない、と同紙は指摘している。

   愛知県のCBCテレビは、意外な影響も伝えている。早くもノルウェー産サーモンの入荷が「ほぼゼロ」になっているというのだ。

   いまロシアは、欧州各国の航空会社にたいしてロシア領空の飛行を禁止している。そのため、通常ロシアを通って日本に運ばれるノルウェー産サーモンの空輸が難しくなり、市場ではほとんど見られなくなった、という。

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