ギョーザ「究極のおいしさ」自宅で簡単に 中華レストランに技を聞いた

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一晩寝かせると味の違いは

   あんには、豚ひき肉にキャベツ、ニラ、青ネギを用意。片方は一晩寝かせ、もう片方は調理の直前に準備した。

左・一晩寝かせたあん、右・作ったばかりのあん
左・一晩寝かせたあん、右・作ったばかりのあん

   2つのあんを並べて比べてみると、そこまで大きな違いはない。触ってみると、調理直前に仕込んだばかりのあんに比べて、寝かせた方は全体にまとまりがあり、若干重いように感じる。

上側に並べたのが、一晩寝かせたあんで作ったギョーザ。下側が調理前に準備したあんを使ったギョーザ
上側に並べたのが、一晩寝かせたあんで作ったギョーザ。下側が調理前に準備したあんを使ったギョーザ

   あんを包んでいる間は、違いを感じず、見た目も大差はない。フライパンに移し、火加減は、「さんぷく」の担当者に教わった通り「弱火寄りの中火」で焼き上げる。

それぞれ焼き上がり、上下は同じ並び
それぞれ焼き上がり、上下は同じ並び

   焼いている間は火加減が弱くないかと不安になったが、変えずに待ち続けていると、食欲を刺激するにおいがキッチンにただよってきた。水分が完全に飛んだ頃に、フライパンに皿を逆さにしてのせてひっくり返す。

   フライパンを上げてみると、こんがりきれいに焼きあがったギョーザが現れた。口に運ぶと、底面はパリッとしているが焦げたような味は一切しない、ちょうどいい焼き加減だ。

   味は一晩寝かせたあんの方が、ニンニクやニラが強すぎることなく、全体としてのまとまりを感じる。ニンニクやニラの風味を感じたい人にとっては、当日作ったあんの方が好みかもしれない。

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