地域丸ごと羽生ファン
及川さんによると、地域の住人は「羽生」姓が多く、「羽生選手の故郷だと思っている方も多いです」。店のスタッフはもちろん、地域まるごと「羽生選手ファン」だという。
2014年のソチ冬季五輪前には、地域住民が応援のため「ワンコイン募金」を実施。集まった約100万円を渡すために、羽生選手の父を招待したという。その後、再度お礼に来たそうだ。
店は羽生選手にゆかりのある場所として、ファンが集う。北海道から九州まで、各地から羽生選手ファンがたずねてきたそうだ。
2月20日まで行われていた北京冬季五輪では、隣接する公民館でパブリックビューリングが行われ、テレビ局や新聞社も取材に訪れたそうだ。北京冬季五輪でフィギュアスケート競技終了後の閉店の知らせに、羽生選手ファンからはたくさんの連絡が。「ブラジルに住んでいるファンの人が、当店の閉店を知ったので、店の近くに住むその人の親御さんがいらっしゃったりしましたよ」と及川さんは明かした。