「感染5日で死亡」オミクロン株の脅威 猛スピードで症状悪化する

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持病悪化での死亡増

   同じようなことは、日刊ゲンダイも22日、「岸田首相『病床に余力』強調はゴマカシ 大阪はオミクロン死94%『重症』と診断されず」という記事で書いている。

   厚労省によると、16日時点で重症病床の使用率50%超は3府県。全体的にまだ余力があるかのように見えるが、「オミクロン株は肺炎などの重症化率が低く、重症病床が空くのは当然です」と、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏は語っている。

「では、なぜ死者数が第5波を超えたのか。第6波では、コロナは軽症でも感染した高齢者が持病を悪化させ亡くなるケースが増え、死者数が積み重なっています。重症病床の余力があっても、こうした患者は救えません」

   同紙は、18日の大阪府コロナ対策本部会議で提出された調査結果は紹介している。それによると、第6波(昨年12月17日~今年2月17日)の府内の死者数は445人。このうち、重症からの死亡例はわずか27人(6%)。94%にあたる418人は一度も「重症」とは診断されず、軽中等症病床、宿泊施設、自宅などで療養していた患者だ。

   軽い、重症化しにくい、死者は少ない、などとされてきたオミクロン株だが、感染が拡大する中で、高齢者をあっという間に死に至らしめる厳しい実態が明らかになっている。

   J-CASTトレンドではすでに「オミクロン死者数多い謎 重症は少ないのに...目立つ高齢者と容体急変」という記事を掲載済みだ。

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