チャンピオンだって後転できなかった
元サークル参加者で、現選手もたくさんいます。
学生時代、群馬県から通っていた19歳の朝陽選手と13歳の咲蘭選手に、サークル時代の思い出や参加したことのメリットを聞いてみました。
朝陽「プロを目指していたので、選手や関係者から直接アドバイスをもらえたのがうれしかったです。遠い存在だったプロレスに直接関われたことを実感できた。普通だったら出会わない同世代から40代の方とお話ができて、視野が広がりました」
咲蘭「学校帰りにプロサーに行くのは大変でした。でもそれ以上に、好きなことができて楽しかったです。友達がたくさんできた」
学校帰りにプロレスってすごい!
プロサーは同じ学校の子どもばかりではなく、他校の生徒、また大人と一緒に同じ汗を流す。
仲間同士の連帯感が生まれ、少しくらい日常で嫌なことがあっても、プロサーという居場所があるので気持ちが楽になります。
「プロレスやるのに体力がない」
「運動が苦手」
そんな心配をしているそこのあなた!
最初はみんなそうです。アイスリボン所属の星ハム子選手は、初めは後転ができませんでした。でもプロレスが好きという情熱で練習し、デビューを果たしたのです。今や団体内キャリア最年長。17キロの減量にも成功し、更にキレのある動きになってます。しかも、親子でタッグチャンピオンです。そのタッグのベルトも、わたくし藤本つかさが近々奪ってしまうと思いますが......。
またプロサーは、体力作りだけではないところがポイントです。むしろここが魅力!ハキハキした声で「お願いします」「はいっ」と、挨拶や返事をしっかりします。プロサーに通ってから礼儀が身に着いたと喜ぶ親御さんは、多いです。