ワリエワ「絶望」のあだ名ウソだった 日本のマスコミは連呼していたが

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坂本選手は冷静だった

   ワリエワ選手はドーピング疑惑の渦中にあり、現在のところ、真偽がはっきりしない話も含めて様々な情報が入り乱れている。もともとロシアがドーピングで糾弾された国であることや、直近のウクライナ情勢を巡る緊張の高まりなども影響している。

   日本のメディアでは、「絶望」というニックネームをロシア発として紹介してきた。それが「日本発」で、しかも、もともとの意味合いが異なるとなると、ワリエワに関する真実の報道が強く求められているだけに今後は修正する必要がありそうだ。

   ドーピング疑惑で世界のメディアがヒートする中で、15日のショートプログラム(SP)で3位発進の坂本花織選手(シスメックス)は冷静だった。記者たちのこの問題に関する質問に対し、「騒ぎになっているのは知っているが、事情は何も分からないので、私が言えることは何もない」。そして、「自分がベストを尽くせるかを最優先したい。今は集中するだけ」と語っていた。

   坂本選手はその言葉通り、冷静さを保ち続け、フリーで自己ベストの153・29点を出し、合計233・13点をマーク、銅メダルを獲得した。

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