売り上げは想定の4倍、行列も
自販機は想像以上の人気で、当初の想定の4倍の売り上げに。稼働直後は在庫の補充から2時間で、「売り切れた」との連絡が客から寄せられることもあったという。仕込みが追いつかず、ピーク時には深夜2時に起床して調理した。反響は「想定以上でびっくりしています。ありがたいことです」と庄司さん。
「『待っていました』と言われることが本当にうれしいです。1か月とはいえ休んでいたので、(店のことを)忘れられていてもおかしくはない。『もう(麺絆英を)食べられなくなったと思っていたので...』などと言っていただけると、うれしいですね」
ラーメンやつけ麺は、新店の総菜用の厨房スペースで作り、冷凍。それを自販機に補充して売っている。補充は朝7時と13時、18時にそれぞれ行う。
自販機に補充スケジュールは掲示されているが、入荷直前の時間には関係者から「自販機前に行列ができている」と連絡が入ることもあったという。
新店は現状3月末に完成予定だ。ただ想定以上の自販機での売れ行き好調に加え、飲食店にとっては悪条件となるコロナ禍の先行きは不透明だ。実際に新店として開店するか、今後も工場のような扱いで冷凍つけ麺・ラーメンの製造に徹するかは検討中と話した。