「いい運営」とは
いしたに:で、だ。買収トークはまだ続きまして、今度はマイクロソフトのブリザード買収劇でショックをいちばん受けたと言われていたソニーが、バンジーを買うというやり合いになっております。バンジーはHaloとかDestinyがヒット作ですね。
はつめ:でけえな。
いしたに:金額は約4000億円と言われていて、さすがにブリザードの8兆には及ばないのですが、ほら!Haloって初期Xboxをけん引したタイトルなわけですよ。なんか、これはXboxをやってるマイクロソフトをはじめとする多くのゲーム会社に金額以上のダメージがあるんじゃないかと。ドラクエがプレステから出るみたいなイメージです。
はつめ:最近買収とかデザイナー変わるとか、有名なプロデューサーさんが辞めるとか、いろいろ起きてるじゃないですか。だから、新しいことが起きそうですごいワクワクしてます。
いしたに:そっちか! これはただの感想なんですが、きっとコロナ禍でいろんなことが一気に動いたんだろうなあと。
はつめ:うんうん。
いしたに:ここでも再三言ってきましたが、新型コロナがゲーム業界に与えたインパクトって、相当なものですよね。
はつめ:いい意味でも悪い意味でもね。
いしたに:そうそう。で、環境変わって、2年ほど経過して、これだけの買収劇がどんどんと2つ来たってのは、ホントに次の一手をお互いにガチンコでやっていくんだなあと。
はつめ:「各ゲーム会社が買収され
有名プロデューサーが退職し
新作ゲームがことごとくコケて
体が闘争を求めて、
アーマードコアの新作が発表?」
ってこと?
いしたに:もう少しわかりやすく解説してくださいw
はつめ:有名なコピペです。
いしたに:ですよね。でも、これゲーム業界の特殊性を物語ってもいて、会社ごと買っても、つくっているのはまずはゲームクリエイターであり、コアスタッフだから、ちょっとなにかあっただけでも、あっさりこけるんですよね。
はつめ:なんかアレですかね。中国でいろいろ規制入ったじゃないですか。中国クリエイターが日本企業に来るとか。アツそう。
いしたに:まあ、でもホントに優秀な人はすぐに世界に見つかりますからねえ。これはIT企業でもそうなんですが、すごいデジタルな領域になればなるほど、「結局だれがそれやってるの」みたいなところがあって。なんかAIとかいろいろと言ってるのに「結局人事かい!」ってなりますw
はつめ:いいコンテンツを考えるのは、人にしかできないですからね。
いしたに:そうなんですよ。なので、大きな座組がこれからのどんどん変わっていく可能性があるのですが、リリースされてみんなが遊んで1年ぐらいしないと、結果がまだまだわからないのは、ゲーム業界のいいところだと思います。つくっている会社の大きさとか体力は大事だけど、それだけでは決まらないっていう良さ。
はつめ:ゲームのいいところは、ユーザーがいて、クリエイターがいて、リリースされてお互いのフィードバックをどんどんアップデートして少しずつ良くなっていくところだと思います。そこを丁寧にしてくれるゲーム運営が、いい運営だと思う。
いしたに:ですねえ、ホントにそう。
(次回に続く)
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