3DS・Wii U「ニンテンドーeショップ」サービス終了へ 影響出るソフトも

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   ゲーム配信サービス「ニンテンドーeショップ」で、ゲーム機「ニンテンドー3DS」シリーズと「Wii U」向けのサービスが段階的に終了する。任天堂が2022年2月16日、発表した。

   3DSは2011年2月、Wii Uは12年11月にそれぞれ発売。いずれも10年ほどの歴史を持つハードだ。サービス終了発表により、ツイッター上では「とうとうこの時が」と惜別の声が相次いでいる。

  • ニンテンドー3DSシリーズ(画像は任天堂公式サイトから)
    ニンテンドー3DSシリーズ(画像は任天堂公式サイトから)
  • ニンテンドー3DSシリーズ(画像は任天堂公式サイトから)

「追加シナリオ」ダウンロードに注意

   「ニンテンドーeショップ」では、「残高」を使い、オンラインで購入したソフトやゲームの追加コンテンツをダウンロードできる。「残高」は、家電量販店やコンビニエンスストアで販売されている「ニンテンドープリペイドカード」などを使って追加できる。

   この追加作業について、3DSシリーズとWii Uからは8月30日で終了する。また、ソフト、追加コンテンツ、各種コンテンツの「利用券」、ゲーム内アイテムの購入は2023年3月下旬でできなくなる。

   ただしeショップから残高追加ができなくなった後も、3DSとWiiUで運用されているアカウントシステム「ニンテンドーネットワークID」と、「Nintendo Switch」やスマートフォン向けシステム「ニンテンドーアカウント」を連携させれば、任天堂のウェブサイトから残高の追加が可能だと、任天堂は案内している。

   ゲームの更新データ購入済みのソフトや追加コンテンツの再ダウンロードは引き続き利用できるが、将来的にはこれらも終了予定とのこと。

   一連の終了に伴い、多数のソフトに影響が出る。16日の任天堂発表では、3DS用ゲーム「ファイアーエムブレムif」について案内している。

   同作ではゲームをある段階まで進めた時点で、追加シナリオをユーザーが選択し、ダウンロードして続きをプレーする。このシナリオがダウンロードできなくなるため、まだシナリオ選択が済んでいないユーザーは23年3月下旬までに選択とダウンロードを済ますよう呼びかけている。

「Vita」では一転継続

   Wii Uや3DSのほか、スイッチやプレイステーション4向け「ドラゴンクエストX オンライン」(スクウェア・エニックス)。遊ぶには「利用券」の購入が必要だ。

   16日の同作公式サイト発表によると、「ニンテンドーeショップ」で利用券を購入できなくなった後も、Wii U版はサービス管理ページ「アストルティア入国管理局」で券を買えるという。一方3DS版は、「スクウェア・エニックスにて利用券を購入できる仕組みを用意すべく準備を進めており、今後の発表をお待ちください」と告知している。

   3DSと同時期の携帯ゲーム機には、2011年12月発売のソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)「PlayStation Vita」がある。

   ソニーは21年3月30日、ゲームや追加コンテンツをダウンロードできる「PlayStation Store」のVita向けサービスを同年夏に終了すると公表。ところが同年4月20日に撤回し、ユーザーの声を踏まえてサービスを継続すると発表した。

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