ステーキ・ハンバーグ専門チェーン「カウボーイ家族」春日店(福岡県春日市)が、2022年2月28日に閉店する。これで全国3店舗になる。
カウボーイ家族は、2010年12月に東京都練馬区に1号店を出店した。運営会社は、ロイヤルホールディングスで外食事業を担う、ロイヤルフードサービス。カウボーイ家族のほかに、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」や、「天丼てんや」などを展開する。
2019、20年に大量閉店
カウボーイ家族は22年2月14日現在、東京都と大阪府に1店ずつ、福岡県に2店舗展開している。今月末の春日店閉店で、計3店に減る。
ロイヤルホールディングスは外食事業について、グループ内で約90店舗を2021年末までに閉店すると2020年11月に発表していた。カウボーイ家族も例外ではなく、20年に18店舗中11店舗が閉店。21年には、さらに3店舗が店を閉じた。
実はカウボーイ家族は、新型コロナウイルス流行前の2019年にも大量閉店している。前年の18年には30店あったが、19年末までに18店舗まで縮小していたのだ。2010年の1号店が営業開始してから、15年に6店舗を開店し計39店舗になったのがピーク。以降、新規出店はなく、閉店が相次いでいる状態だ。
J-CASTトレンドは、運営会社のロイヤルホールディングスに2月14日、取材を申し込み、回答を待っている。
(2022年2月15日19時3分追記)J-CASTトレンドの取材に、ロイヤルホールディングス広報が2月15日、回答した。
2019年の「カウボーイ家族」大量閉店については、「東京都・大阪府・福岡県を中心にドミナント戦略を展開することとし、北海道や長野など近隣店舗が少ない拠点からの撤退を判断したためです」と説明。また翌20年の11店舗閉店は、新型コロナ拡大前からの原材料価格の大幅値上げとコロナ禍の影響を理由に挙げた。
今年3月以降も営業を続ける3店舗、および事業継続についてたずねると、「今後の社会状況などを鑑みて検討してまいります」と答えた。