iPhone「声を分離」で雑音消える ドライヤー、工事現場、ガード下で実験

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「Zoom」で使えた

   次に記者が「声を分離」を使おうとしたが、「マイクモード」をタップするとなぜか「声を分離とワイドスペクトルは現在使用できません」とのメッセージが表示され、モードを切り替えられない。端末や通信の環境によって、使用できない場合があるようだ。

   代わりに「Zoom」アプリを使うと、今度は「声を分離」を選べるようになった。ドライヤーを起動し、頭にあてながら話す。同僚には「ブオー」という大きな音が響いたそうだ。だが、記者が「声を分離」を起動すると、ドライヤーの音は消えたという。

   次に、工事現場前に移動した。工事用機械の「ドドドドド」という声が聞こえてくる。同僚によると、「かなりうるさい」。ここでも、「声を分離」を起動すると機械の音は消えたという。ただ、記者の声が、やや奇妙になったもよう。「エフェクト」がかかったようになり、少し機械音のように変化したほか、時々「ザッ」というノイズが混じるとのことだ。

   最後はJR新宿駅前の「新宿大ガード」。電車が頭上を通るのに合わせて「声を分離」を起動すると、こちらも走行音はほとんど消えたと同僚は語った。ただ、記者の真上を電車が通り、雑音の音量がピークに達した時には、記者の声も聞こえなくなったとのことだ。さすがに環境音が大きすぎて、iPhoneが記者の声を聞き取れなかったのかもしれない。

   なおこの機能は2018年発売の「iPhone XR」以降の機種で対応している。

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