冬季五輪の年は東京で大雪降る 過去10大会で6度15センチ以上積もった

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   首都圏での大雪は珍しい。だが2022年は、1月6日に続いてきょう2月10日も、大雪警報が発令された。

   1月の首都圏の大雪警報は4年ぶり。現在、中国・北京で冬季五輪が開催中だが、前回の警報も、冬季五輪の年だったことになる。インターネット上では、冬季五輪と東京近辺での大雪を結びつける人が――。

  • 大雪警報が出た2022年1月6日の東京駅
    大雪警報が出た2022年1月6日の東京駅
  • 大雪警報が出た2022年1月6日の東京駅

「ソチ」27センチ、「平昌」23センチ

   2月10日は関東地方でも大雪になると、数日前から予報が出ていた。

   同日、熱戦が続く冬季五輪では、日本人選手にメダル獲得の期待がかかるフィギュアスケート男子フリーが行われた。ツイッターでは、「ソチ五輪の年も大雪だった」「冬季オリンピック、4年前も大雪」「冬季オリンピックの年は、毎年降るの?」といった投稿が。

   気象庁のデータを基に、最近の事例を調べた。ソチ大会の2014年は2月8日に27センチ、続く平昌大会の2018年は1月22日に23センチ、東京での積雪が確認されている。

   それより前の大会開催年でも、東京で15センチ以上雪が積もったケースがあった。

   1984年は、サラエボ大会が開催。日本では、前年の12月から84年3月にかけて列島全体を襲った記録的豪雪災害「五九豪雪」が起きている。東京でも、1月18日には22センチ積もっている。

   アルベールビル大会が行われた92年は、2月1日に17センチの積雪を記録した。94年、リレハンメル大会の年は、23センチだ。なお92年までは同じ年に夏冬の五輪を開催、変則的にその2年後に冬季五輪だけが行われ、現在の形になっている。

   長野大会開催年の1998年1月15日、東京の積雪量は16センチとなった。1984〜2018年までに開催された10回の冬季五輪のうち、6回は都心も大雪に見舞われている。

   2022年冬も、首都圏は記録的大雪に警戒したほうがよいかもしれない。

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