バッハ会長「五輪と政治は別」の二枚舌 彭帥選手と談笑、中国はニンマリ

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「矛盾」を体現

   北京五輪を成功させるという共通の目的のために、手を結ぶバッハ氏と中国政府。読売新聞によると、IOCは昨年12月2日、彭帥さんと前日に2度目のテレビ会見を行ったと発表。そのとき、IOCの行動は「水面下の外交」に匹敵するものだとし、「そうした手法は、多くの政府や他の組織の経験から、このような人道的問題において、最も効果を上げると期待できるやり方なのだ」と発表している。

   政治とスポーツは別、と主張するIOCだが、今回の「彭帥問題」では人道的と言いつつ、かなり政治的な動きをしていることが読み取れる。

   河北新報は2月7日、「なぜバッハ会長は嫌われるのか」というコラムを掲載。筆者の共同通信・井上将志記者は「筆者がIOCを担当した過去5年余りでバッハ氏の言動から感じたのは『矛盾』の一言に尽きる」と突き放している。

   崇高な理念を説きながらもカネまみれになっている五輪と、それを差配するIOC。その矛盾を体現するのが「ぼったくり男爵」の異名をとったバッハ氏、ともいえる。

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