バッハ会長「五輪と政治は別」の二枚舌 彭帥選手と談笑、中国はニンマリ

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共に五輪競技を観戦

   そのバッハ氏が大きな役割をはたしてきたのが、「彭帥問題」だ。昨年11月と12月、中国共産党の元高官から性的関係を強要されたと告発していた著名なプロテニス選手の彭帥さんとオンラインで会談。彼女の「無事」を会長自らが確認し、北京で直接会う約束をしたとも明かしていた。

   ANNによると、IOCは、バッハ氏と彭帥選手が2月5日に北京で夕食を共にしたことを明らかにした。「オリンピアンとしての経験」を語り合い、彭帥選手はIOCとの対話の継続にも応じたという。

   彭帥選手は7日までに、フランスのスポーツ紙のインタビューに応じ、「私は誰かに性的暴行を受けたとは言っていない」と、性的関係の強要を否定したという。

   バッハ氏と彭帥選手は8日、五輪競技を観戦した。彭帥選手がフリースタイルスキー・女子ビッグエアの決勝会場で、バッハ氏と談笑している姿が確認されたという。TBSは「中国側としては彭帥選手が制限なく自由に行動できるとアピールし、国際社会からの懸念を払しょくする狙いがあるとみられます」と報じている。

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