オミクロン株「楽観論」何だったんだ 死者増え続けピークアウトまだ先

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ワクチンによる重症化防止効果

   オミクロン株の特徴に関しては、これまで様々な予測や分析があった。

   一つは「重症や死者は少ない」。感染が進んだ1月30日の段階でも、「第6波 重症化率25分の1」と報じた大手メディアもあった。しかし、2月に入って重症者や死者が増え、現状では、感染者数がデルタ株の約4倍、重症者数は約2分の1。死者数は同レベル以上になり、予想を上回る結果となっている。

   感染症専門医の忽那賢志さんは6日、「Yahoo!ニュース個人」で「新型コロナ オミクロン株の症状、経過、重症化のリスクは?」という記事を公開している。

   忽那さんは、オミクロン株で重症者が減った理由について、「ワクチン接種による重症化予防効果は保たれていることから、ワクチン接種者は感染しても重症化することが少なくなっています」「このため、見かけ上オミクロン株の重症度が低くなっているという側面もあると考えられています」と書いている。

   さらに、「ワクチン未接種者ではデルタ株と比較してオミクロン株の入院リスクは約25%低くなる程度にすぎない」という南ア、英国から報告をもとに、「(オミクロン株は)最初に武漢市で見つかったオリジナルの新型コロナウイルスやアルファ株と同程度の病原性と考えられます」と強調している。

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