北京冬季五輪でフィギュアスケート男子に出場する羽生結弦選手。五輪3連覇と、4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)の成功に注目が集まる。
中国でも高い人気だが、いまや日本や中国にとどまらず、インターネット上には羽生選手の海外ファンが多数集まる場がある。
地球の反対側から応援
国内外の羽生ファンが集まる、「PLANET HANYU」というウェブサイト。「国際的ファンフォーラム」を掲げ、トップページには羽生選手の写真とともに「You are our light(あなたは私たちの光)」という言葉が飾られている。中国語・英語・ロシア語・日本語・スペイン語と、多言語対応だ。
フィギュアスケートの大会日程がまとめられているほか、掲示板形式でコメントができ、米国、マレーシア、ドイツなど、さまざまな国籍を名乗るファンが書き込んでいる。英語でのコメントが多いが、言語別の掲示板もある。
「羽生選手がこのオリンピックで達成したいことを全て達成できるよう願っています。地球の反対側から応援しています」(米国ユーザー・編集部訳)「彼のカリスマ性は無敵です」(オーストリア)といった応援の言葉が日々寄せられている。コメントには会員登録が必要だが、2月7日現在総メンバー数は6474人となっている。
ファン2万人超えのグループ
フェイスブック上では、「Yuzuru Hanyu International Fan Group 羽生結弦国際ファングループ」が運営されている。メンバーは2.5万人と、さらに大規模だ。羽生選手に関するニュース記事や動画を共有しつつ、英語、日本語、イタリア語などで交流している。
いくつか利用上のルールがあり、「投稿やコメントには敬意を払ってください。ユヅルの家族と私生活を尊重し、これらについて憶測や投稿はしないでください」「他のスケーターに関する投稿は許可されていません」と呼びかけている。
2月6日、羽生選手の北京入りを伝える報道に対しては、「興奮しています!ユヅルに幸運を!」「羽生結弦王、バンザイ!」といった書き込みが寄せられていた。
世界中のファンが待ちわびる4回転半ジャンプ。羽生選手も滑走する男子シングル・ショートプログラムは、2月8日に行われる。