12月から利用が増えた
コインスターカントリーマネジャーの宇佐美航氏に取材した。日本では2018年に設置を開始。22年2月1日現在は関東地方、中部地方や近畿地方、福岡県を中心に約260台を数える。
引換券の利用方法は設置店や流通企業により異なり、商品は購入できるが紙幣への交換不可という店がある。ただ大半の設置店舗では、紙幣との交換にも対応していると話す。今後も設置エリアを積極的に拡大したいとのこと。
利用にあたり、硬貨枚数そのものに制限はない。ただし、一度の利用可能合計金額は「5万円」まで。仮に1円玉のみであれば、5万枚が限度となる。マシンは毎分600枚以上の速さで、枚数や金額の算出を行う。
宇佐美氏によると、コインスターの利用実績は2021年12月から急伸しているという。ゆうちょ銀行の「硬貨取扱料金」に関する報道が増えた時期と重なる。「たまった硬貨を整理したいという需要が喚起されたのではないでしょうか」。
また、低額な硬貨を多く処理したい場合には、コインスターの利用が得だと考える人が多くなったのではないかと推測した。