恐怖のリング設営体験
後楽園ホールは控え室が3つ。1つは大きな控え室のため、そこにアイスリボン所属選手が入ります。
でも 小さな会場の場合、控室が敵チームや対戦相手と一緒になったりする場合も。そんな時は、どちらかがなんとなく階段や廊下などに移動することもしばしば。「これから戦うのに、同じ控え室にいてたまるか!」みたいな感覚です。
今は新型コロナ対策で、密集を避けるため、1室の人数も少なめ。換気で控え室の窓を開けるので、冬は凍えます。また、コロナ禍ということもあり、大会前に必ず検温をします。そこで微熱がある選手は有無を言わさず試合を欠場させます。ただ、女性の場合生理中は熱が高くなることもあるので、一概には言えず、難しい時代だなと実感しています。
実は、最近団体内に陽性者が確認できたため、道場マッチ(1月29日)と名古屋大会(1月30日)開催を中止にしました。自分自身も濃厚接触者の可能性もあり、油断できません。なかなか保健所や病院と連絡が取れないことから、いかにひっ迫しているということを実感しました。この場を借りてお礼申し上げます。医療従事者のみなさん、本当にありがとうございます。
ところで先程「リング設営を一時間以内で行い」と簡単に書きましたが、リングを作るのって本当大変。
作ったことはある人?
だいたいの人が、経験ないはず。
一番重いのは鉄柱。重さ100キロくらい。これは2人がかりで運びます。
以前、東京・鶯谷に「東京キネマ倶楽部」というエレベーターがない会場で試合がありました。
階段を5階くらい上って鉄柱を運んだときは、まるでサウナの中でスクワット1000回した感覚です。ってそんな経験ないけど!
さすがに試合前からクタクタの汗だくでした。
もうその会場で試合することはないけど、今思い出してもあのリング設営は恐怖でしたね(怖)。