沖縄では中等症や重症が増加
読売新聞によると、先行してオミクロン株が広がった沖縄では、これまで軽症がほとんどだった傾向に変化が出ている。1月3日には重症者がゼロ、中等症も56人だったが、20日には6人と202人に増えた。県は「高齢者の感染が増えたことが一因」と分析している。
重点医療機関の県立南部医療センター・こども医療センター(南風原町)の和気亨病院長は、「変異株のオミクロン株は症状が軽いという見方もあるが、それは健康で体力のある人の場合。高齢者は同株でも重症化しやすく、このままでは再び医療が逼迫するかもしれない」と話している。
全国の重症者の数も26日には470人。年頭の8倍ほどに増えている。厚生労働省のデータでは、過去のコロナの場合、重症者の6割以上が命を落としている。重症者は感染のピークを過ぎてから増えるといわれているので、これから死者の数が急速に増える可能性がある。