東京では毎日数万人?
欧米ではオミクロン株で、日本よりもはるかに多くの感染者が出ている。その一因と言われるのが検査数の差だ。検査数が増えれば、必然的に感染者の数も増える。
日経新聞は24日、諸外国に比べ日本のコロナ検査の規模が小さいことを指摘している。同紙は、集計方法が異なるので単純には比べられないとしつつ、1日の人口1000人あたりの検査件数は、1月中旬時点で、英国は約20件、米国は約6件、韓国は約3件なのに対し、日本は約1件だという。
同紙は感染爆発で、全国の検査キットの在庫が急減、自治体や医療機関で、検査の停滞が起きていることも報じていた。もともと検査数が少ないにもかかわらず、検査キットが不足しているのが日本の現状だ。
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では25日、同局の玉川徹氏が「実際、今、どれくらいの感染者が都内にいるんでしょう?」と昭和大医学部の二木芳人客員教授に聞いている。
二木氏は、東京で毎日1万前後の感染者が出ていることをもとに、「その数倍、3倍か5倍か分かりませんが、それくらいの方(感染者)がおいでになるんだろう」と、感染者の実数が発表よりも多い可能性を語っていた。