ゆうちょ銀行では硬貨の入金時などに、枚数によって手数料が発生するようになった。大量の小銭を保有する人にとっては、悩ましい。
ツイッターでは、銀行への入金以外に大量の小銭を手放す方法として「セルフレジ」を使えばよい、との主張が見られる。
機械のエラーにつながる恐れ
スーパーマーケットやコンビニエンスストアに設置されたセルフレジ。無人で会計の際、現金払いやキャッシュレス決済に対応しているものも多い。ここで支払いの際に、大量の硬貨を消費しようという向きがある。
「銀行の手数料を避けたければ、セルフレジに大量の小銭を入れればいい」「たまった小銭を大量に使えるから便利だ」。こんなツイートを一定数、見かける。店員とやり取りせず、自動で計算してくれるセルフレジなら、たまった小銭を消費しやすいというわけだ。
一方、スーパーやコンビニの店員だと名乗る複数のユーザーからは、銀行だと手数料がかかるようになったためか店内のセルフレジで硬貨が大量に投入されていたとの「目撃情報」や、これに起因した機械のエラーが増えている、といった投稿が複数みられる。
大手スーパー「30枚まで」
セルフレジでは、どの程度の枚数の硬貨使用を想定しているか。首都圏で店舗展開する大手スーパーが、匿名を条件に取材に応じた。
同社は、店舗によってはセルフレジを設置。広報によると、一度に使用できる硬貨は「30枚まで」との告知を会計機に掲示し、客への呼びかけを行っているという。使用の上限を設けているのだ。
なお、ゆうちょ銀行では窓口で硬貨を預け入れる場合、50枚までは手数料はかからない。