「ヨドバシカメラの店内BGMを歌ってみて!」
これだけで出身地や住んでいる場所が分かるらしい。ヨドバシカメラのBGMといえば、「リパブリック賛歌」を替え歌にした耳に残るリズムが特徴的。何が違うのか、J-CASTトレンドはヨドバシカメラに取材した。
東京「山手線」名古屋「名城線」
東京在住の記者がテレビCMや店頭で聞く、ヨドバシカメラの歌は、これだ。
「まあるい緑の山の手線 まんなかとおるは中央線 新宿西口駅前とアキバのヨドバシカメラ」
山手線も中央線も、東京都心を走るJRの路線名だ。別の地域では、歌詞はどうなってしまうのか。
取材にこたえたヨドバシカメラ広報によると、全国に23店舗(ほかにアウトレットが1店舗)あるという。店内BGMは「ベースは全て同じですが、お客様に喜んでいただけるよう一部その地域に併せた歌詞を盛り込んで制作しております」。本当に歌詞を変えて放送しているのだ。
実際、愛知県名古屋市の名古屋松坂屋店は、「ま~るい 地下鉄 名城線/真ん中通るは東山線/栄と矢場町 駅の前/みんなの ヨドバシカメラ」という歌詞になっている。
京都では、こんな歌詞だ。「ヨドバシカメラは大きいな/しんせつ、ていねい、嬉しいな/京都駅前楽しいな/みんなのヨドバシカメラ」。
「若者集まる」宇都宮と甲府
関東店舗のほとんどは、本記事冒頭の歌詞がベースになっているという。
一方、栃木県の「マルチメディア宇都宮」店では「若者集まる宇都宮/みんなの楽しい店がある/安くてなんでも揃ってる/カメラはヨドバシカメラ」という歌詞だ。山梨県の「マルチメディア甲府」店も、「若者集まる 甲府には/マルチメディアの店がある/安さと 豊富な品揃え/みんなの ヨドバシカメラ」となっている。ほかにも、さいたま、横浜、札幌、梅田、博多バージョンが存在するという。
ここにあがっていない店舗はどうなるのか。広報によると、千葉店などを含む店舗は、
「広いな、大きな、楽しいな 親切、ていねい、うれしいな どこでも便利だ 駅の前 〇〇のヨドバシカメラ」(〇〇は地名・店舗の名称)
といった歌詞になっているとの話だった。