飲食店向けモバイルオーダーサービス「eateat(イートイート)」が、2022年1月19日にスタートした。決済サービス事業などを展開するインタセクト・コミュニケーションズ(東京都中央区)が運営している。
非接触での接客や、ホールスタッフ業務の効率化、そして来店客の満足度アップを実現。「スマートロッカー」と連携すれば、完全非接触の受け渡しも可能になる。
端末に合わせて言語切り替え
飲食店側は前もってメニューを「eateat」に登録。イートイン(店内飲食)からテークアウト(持ち帰り)まで、同一システムで対応できる。
来店客はスマートフォン(スマホ)でQRコードを読み取り、メッセージアプリ「LINE」や中国のメッセージアプリ「WeChat」、そしてウェブブラウザーで注文できる。専用アプリなどをダウンロードする必要はない。日本語・中国語・英語に対応し、端末に設定されている言語に合わせてメニューを表示してくれる。
客の注文情報は、専用のプリンターから印刷される。飲食店からすると接客頻度を下げられ、新型コロナウイルス対策に役立つ。また紙やプラスチックのメニュー表は消毒作業が手間となり得るが、「eateat」を使えばQRコード経由でメニューがわかるため、削減可能だ。
テークアウトにも対応しており、こちらでは来店前に事前決済できる。今後は人同士の接触なしに食品を受け渡せる「スマートロッカー」との連動も予定している。営業終了後の受け取りも可能にし、客側は好きなタイミングで、並ばずに商品を持ち帰れるようになる。
月額3980円(税別・以下同)で利用可能で、発表資料によると「業界最安値」とのこと。初期費用は2万5800円。申し込みは「eateat」公式サイトから受け付ける。また先着5社限定で、月額料金が3か月間ゼロになるキャンペーンを実施中だ。