手で持ってそのまま口に当てても
そして「ミュートーク」。音漏れ防止機能付きで、メタバース向けではありつつ、ビジネス用途も想定している。通話しながらゲームなどを楽しんでいると無意識に大声を出してしまうこともある。そんな時に、周囲の人に迷惑をかけないためのマイクだ。
深谷さんによると、「『ノイズキャンセリング』のように電気的ではなく、物理的に消音をしています」。
手で持ってそのまま口に当ててもいいし、バンド(帯)で顔に固定して使ってもいい。これも試してみる。マジックテープで留められるバンドで固定し、口をすっぽりと覆う。深谷さんによると、空気を通す機構は存在している。ただ、口で呼吸したところ、すこし息苦しく感じた。個人差があるかもしれない。
深谷さんに装着してもらい、普通の音量のつもりで喋ってもらった。じかに伝わってくる声は、何を言っているのかわからないほど小さい、一方、ミュートークと無線接続しているヘッドホンからは、ちゃんと話している内容が聞こえた。記者も装着し、10メートル先の人に話しかけるイメージで大きな声を発した。結果、外へは小声程度の音量が響いた。なかなかの消音性だ。
メガーヌエックスとミュートーク両方を装着してみた。物々しい外見とは裏腹に、メガーヌエックスの軽量さと、メガネに似たかけ心地のおかげで、圧迫感はあまりない。メガーヌエックス・ペブルフィールは22年春に、ミュートークは夏に発売予定だ。