牛乳の大量廃棄「回避」に成功 業界団体が考える消費拡大できたカギ

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

データが示す販売動向

   Jミルク公式サイトでは、牛乳類の販売速報を推定値で公開している。22年1月7日発表によると、牛乳の販売個数の前年比は、21年12月13?19日の週が94.8%、12月20日?26日は98.3%、12月27日?2日は96.7%で推移した。20年度より減少しているように見える。

   広報によると、20年の年末から21年の年始は新型コロナウイルス感染症が急速に拡大した。旅行・帰省を中止して自宅で過ごす動きが広がったことで一時的な巣ごもり需要が起こり、牛乳の消費が見込みよりも伸びたのだという。そのため、昨年末は前年同期より減少したとの説明だ。

   コロナ禍前、2019年度の同時期と比較してみると、21年12月27日の週の牛乳と販売比率は103.7%だ。広報は、コロナ前と比べて昨年末は売り上げが伸び、消費の高まりはある程度確認できたとした。

   Jミルクは11日の発表の中では関係者や消費者に感謝を述べつつ、「引き続き、毎日の食生活に牛乳・乳製品を取り入れていただけますよう、お願い申し上げます」と呼びかけた。

姉妹サイト