新型「iPad mini 6」「iPad(第9世代)」の発売から4か月。ツイッター上では、これらの商品が売っていないとの報告が散見される。「iPad Air」、「iPad Pro」も見つからないという。
オンライン販売、iPadを扱う家電量販店や大手通信会社のショップで何が起きているのか。
欠品、品薄、入荷未定...
世界で半導体不足が深刻化している中で、米アップルもその影響を受けた。日本経済新聞の英字媒体「Nikkei Asia」は2021年11月2日付の記事で、複数の関係者が「iPadの生産を大幅に減らし、iPhone13に、より多くの部品を割り当てた」と話したと報じた。記事では、iPadの生産が過去2か月で当初の計画から50%減少したとの証言も紹介している。
ツイッター上では、iPadが見つからずに店をハシゴした、買えなかったと報告する人が多かった。
実際に調べてみた。アップル公式サイト上で、「iPad mini 6」の購入条件をいくつか指定してみると、2022年1月13日の注文で2月19日から3月1日の間に配送予定という結果が出た。ECストアのアマゾンでは、iPad(第9世代)は取り扱いなし・再入荷予定なし。他製品にも欠品が出ているようだった。
実店舗はどうなのか、J-CASTトレンド編集部は、首都圏各所を回ってみた。
神奈川県にある家電量販店では、「iPad Air」「iPad Pro」が店内にはなかったが、たまたま商品が入庫したタイミングだったようで、注文すれば2日で届くとの話だった。とはいえ数は少なく、すぐ売り切れそうだというのが店員の見立てだった。
東京都内の家電量販店2店では、欠品しているシリーズが存在し、他シリーズでも色やストレージによっては在庫なしと告げられた。店に併設されている携帯コーナーでは大手3キャリアのうち1社しかiPadを置いておらず、それも1種類のみだった。
神奈川県の携帯ショップは、新たに入荷できないために各1〜2台しかないと案内を受けた。都内西部の路面店は「iPad mini」ならあったが、「iPad Pro」は品切れだった。
いずれも「品薄で、次回入荷は未定」という旨の話をされるケースが多く、購入はできても、全種色やストレージを選ぶのは難しい状況だった。