すでに成人式の取りやめも
米国で初めてオミクロン株の感染が確認されたのは昨年12月1日。同月上旬段階では、99%がデルタ株だったが、中旬には4割近くがオミクロン株になり、年明けには95%超に。1日の感染者が100万人を超えた。
共同通信によると、米ニューヨーク市の地下鉄を運営する都市圏交通公社(MTA)は12月30日、オミクロン株の感染急拡大で、運行の必要人員が確保できず3路線を運休したと明らかにした。
ニューヨーク市警も同日、約6600人の職員が病気休暇を取ったことを明らかにした。うち3000人に風邪のような症状があり、1500人がコロナ検査で陽性と判明した。米国では乗務員の欠勤で航空便の欠勤も相次いでいることも報じられている。
オミクロン株では短期間で感染が急拡大するため、一時的に医療や公共的なインフラがマヒする可能性がある。すでに日本では成人式を見送る自治体も出ているが、オミクロン株感染がさらに増えれば、高校・大学受験などにも多大な影響が出そうだ。