ゲーム機「プレイステーション5」の発売日は、2020年11月12日。発売後から2021年に入っても、高額転売の横行や抽選販売が続き、とうとう「店頭で普通に買える日」は訪れないまま2022年を迎えることとなった。
ゲームファンにとってはつらい日々が続く中、21年中を通してPS5をめぐるさまざまな事件やできごとがインターネット上で話題となってきた。
家電量販店も転売対策に奮闘
■ソニー「PS4」大半のモデル出荷完了 「PS5」に生産移行も品薄で買えないと嘆き
前世代機・PS4は、2021年1月までに「スタンダードモデル」を除いて出荷を終了し、生産の中心はPS5に移行した。ただ、PS5が消費者の手元まで十分に供給されていない状況に不安を覚えるユーザーも。メーカーのソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に取材した。
■PS5に鬼滅の刃「高額転売」規制できない不思議 だまされて転売ヤーの片棒担ぐ人も
PS5に限らず、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」やアニメ「鬼滅の刃」の限定グッズなど、人気商品の高額転売は絶えない。広告や友人などが持ちかける「もうけ話」にだまされて転売ヤーになる、というケースもあるようだ。
■プレイステーション5転売許さん ヨドバシは大量購入防止、ノジマは「撲滅宣言」
定価よりも数万円高い値段で転売されてきたPS5だが、販売者側も静観しているわけではない。例えばヨドバシカメラでは提携クレジットカードを所有している人にのみPS5を販売するなど、家電量販店ではさまざまな転売対策が行われている。
買えた人でもコントローラーすぐ故障の事例も
■「PS5欲しい」入荷不明でも開店前から並ぶ日曜日 行列に向かって店員がひと言
J-CASTトレンド編集部にも、PS5を求め続けてきた記者がいる。インターネット上で情報を調べつつヨドバシカメラ店頭に早朝から並んだところ、ようやく定価で購入できた。ただ、誰でも簡単に買えるわけではない。その様子を記録した。
■「PS5」修理要請が次々と コントローラーあっという間に故障の事例も
人気が加熱するPS5だが、メーカーには本体や周辺機器の修理依頼も集中しているようだ。修理後の出荷まで、最大2週間待ちになるとも発表されている。専用のコントローラーが壊れた、と報告する人も多い。実際に複数回故障を経験したユーザーに取材した。
■アマゾンから「ディスク型」紙、PS5に入れ故障 ユーザーに届いた注意喚起メール
21年11月、ゲームディスク型の「用紙」をそのままPS5・PS4本体に挿入し、故障につながってしまったとの報告が出たとして、ネット上をざわつかせた。ユーザーに取材すると、体験版ゲームをダウンロードできる「プロダクトコード」が記載された用紙がアマゾンから配布されたのだという。