勝ち負けに絡む馬もまだまだいる
ガジュマル爺 本命、対抗以外にも才能のある馬はたくさんおるぞ。まずはサトノヘリオスじゃな。8月の新馬戦(新潟1800メートル)では4着に負けたんじゃが、このレースのレベルは非常に高かったんじゃな。勝ったイクイノックスは11月の東京スポーツ杯2歳ステークス(GII、東京1800メートル)で2着に2馬身2分の1ちぎる圧勝をしたわけじゃから。3着のサークルオブライフは次走の未勝利戦(中山1600メートル)からアルテミスステークス(GIII、東京1600メートル)、阪神ジュベナイルフィリーズ(2000メートル)を勝ち2歳牝馬チャンピオンになったんじゃ。デビュー戦でそうした強敵を相手に善戦したサトノヘリオスの前走がエリカ賞(1勝クラス、2000メートル)じゃ。ここでも中団あたりから差し脚を披露しレコードで勝ち上がってきたんじゃ。鞍上は若手で乗れてる岩田望来騎手。待望のGI初勝利奪取もユメではないじゃろ。 もう一頭がコマンドラインじゃな。名手クリストフ・ルメール騎手を背に、新馬戦(東京1600メートル)、GIIIのサウジアラビアロイヤルカップ(東京1600メートル)を連勝中じゃ。しかも、好位から危なげない勝ちっぷりで今回も1番人気が予想されとるそうじゃな。ただ、過去の優勝馬と比べてローテーション的には問題ないんじゃが、不安材料をあげるとすれば2戦とも1600メートル戦だったこと。サウジアラビアRCのレベルも、例年にくらべるとやや見劣りする点じゃな。来春のクラシックを見すえ、ここで距離を克服できなければ、それもおぼつかなくなるというこの馬にとっては分水嶺の戦いとなるじゃろ。
カスヨ 私は先ずはボーンディスウェイよ。福島でデビューして勝ち上がるまでに3戦かかっているんだけど、未勝利戦と葉牡丹賞を連勝中だわ。2連勝したレースはともに中山2000メートルなのでホープフルステークスと同舞台だから、コース適性は高いはずよ。多頭数の競馬も経験済みであることはプラス材料ね。中山コースとの相性を考えると勝ち切るところまであってもおかしくないわね。 もう一頭はラーグルフよ。新馬戦は9着に敗れたんだけど、続く未勝利戦は上がり3ハロン33秒6の末脚で勝ち切り、前走の芙蓉ステークス(中山2000メートル)も勝ち切っていて勢いがあるわね。ホープフルステークスと同舞台のオープン特別を勝っていることは大きな強みよ。
カス丸 ここの本命◎は、前々から決めてたじぇい。POGで一番稼いでくれてるコマンドラインきゃすう。距離もコースも初めてだけど、安定したレース運びができる馬だじぇい。