マクドナルドで「マックフライポテト」の「Sサイズ」のみでの販売が開始した。原料輸入の遅延などが原因で、この措置は2021年12月24日から12月30日まで続く。
直前の23日には、人々がL・Mサイズを頼みに店舗に駆け込む姿もFNNプライムオンラインで報じられた。ところでSサイズのみになっても、来店客はポテトフライを頼むのか。24日の12時から13時にかけて東京都内のマクドナルド店舗を観察した。
1人でポテトSを2つ
中野区にある店舗を訪れた。レジの前から見ると、ポテトを揚げるフライヤーはフル稼働状態だ。フライヤー上部には袋詰めを完了したポテトを並べる棚のようなスペースがあるが、常にSサイズのポテトで満杯だった。
中学生や小学生が「『マックシェイク』のMと、ポテトのSください」と注文する声が響いてきた。ジュースとポテトをそれぞれ単品で注文する人もみられた。配達サービス「Uber Eats」を利用しての注文も数多く、配達用の紙袋の中に次々とポテトSが詰め込まれていった。店内の席をざっと見ると、4〜5割の客のトレーの上にポテトSの姿があった。
次に新宿区の店舗。入店すると、セットメニューを選んだ女性客に対し、店員が「ポテトは現在Sサイズだけですがよろしいでしょうか」とサイズ制限について説明していた。女性客は「わかりました」と受け入れた様子で、そのままポテトSを注文していた。
その後もスーツ姿の男性がセットメニューを注文したときに、「Sサイズのみですが」「大丈夫です」と、同じようなやりとりが繰り広げられていた。
店内を概観すると、2~3割の人がトレーの上にポテトSを乗せていた。中には、1人でポテトSを2袋食べている若い男性もいた。